眼科

かなり悪くなってて度数が上がった！
コンタクトに乱視矯正が入る始末＼（＾o ＾）／オワタ


ホットケーキの動画見たら本格的に食べたくなってきた＾ｐ＾じゅるり

■文
昨日の続き的な。

冬嫌いで常に暖かさを求める女子高校生・佐藤　桜ちゃん
と
元・生徒会長笑顔が素敵☆（他の生徒談）・相沢冬樹くん

のおはなし。

ショートホームルーム前の賑わった教室。
私は今日こそはと時間にゆとりを持って来た。
マフラー、手袋、カイロも完璧。
学校のエアコンは直ってないみたいだけれど…。
ひざ掛けまで用意したんだから！
自分の席を目指す。
「あ、」
「おはよう、佐藤さん」
にこにこと笑う生徒会長（元）。
な　ん　で　こ　い　つ　が　こ　こ　に　！
違うクラスでしょ！朝から最悪だ。
というか私の席に堂々と座っているとは何事だ…。
「おはよう！」
「あーおはようございますモトセートカイチョー」
昨日の一件（遅刻事件）ではちょっと目の前の欲に捕らわれてたけど、今日は違う！
カイロ装備なんですからね！！
「冷たいなぁ」
「　普　通　で　す　」
どいてくださいとジェスチャーしてもにこにこと笑うばかり。
「早くどいてください」
座りたいんですけど。
「ていうかさー」
スルーですか…。
「俺元生徒会長じゃなくて、冬樹っていうんだー」
昨日言い忘れたねー。とにこにこ。
一生聞きたくなかったです、生徒会長(元)！
冬樹て。私の苦手な冬の字が入ってる時点でアウト。
「呼んでね！」
「嫌です」
ハートマークがつきそうな勢いを即座につき返す。
せめて苗字。しらないけれど。
顔は有名だけど興味ないから知らない、苗字。
「ま、がんばるよ」
「頑張らないでいいです」
「ところでさー」
ところで私は先ほどから背中に突き刺さる視線が痛いんですよ、生徒会長。
何？そんな人気あるのこの人。
何話してるのよ！とか生徒会長になんて事を！とか思ってるのかしら。
なんだかもうすぐ卒業なのについてない（いろいろと）
「あ、カイロ、いる？」
「今日は持ってるので、結構！」
ぽけっとからじんわりと暖かいカイロを取り出す。
「えいっ」
ぱしり、と私の手からなくなる、カイロ。
手が詰めたい空気に触れて冷たい。
「ちょっ、」
「昨日、あげたから、今日頂戴っ」
「は？」
見返りを求めない優しさなんてないんだよ～と叫びながら
私のカイロを手に教室からでていく生徒会長。
「待てッ！」
勢いよく走り出すと廊下には先生。走るな、と怒られ、とぼとぼとスピードを落とす。
前を見ると自分の教室に入っていくあいつ。
「ありがとー愛してるよー桜！」
「なっ！」
礼と、聞きなれない単語と、名前。
大声で叫んだせいで私のクラスと、生徒会長のクラス、
そしてその間のクラスでざわめきが起こった。
なんてことだ！
私は昨日の事を激しく後悔しながら自分の席についた。
着いた途端、あいつとの関係について女の子たちから質問攻め。
ショートが始まり、先生が注意するまでそれが続いた。
（た、助けて…！）
あたまのなかがぐるぐるする。なんて答えたか覚えてない。
後悔先に立たず、とはまさにこのことだ。
冷えた手をポケットに入れたけれど、そこには冷たい空気しか存在していなかった。

マイナスカイロ
（卒業までの日数を焦って数えたのなんてはじめて…！）